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登記簿の翻訳、会社定款の翻訳と公証

会社登記簿翻訳定款翻訳

福岡は楽しい町である。

翻訳業のベースとするのにも悪くない。生活費も例えば東京と比べるとはるかに安いので、コスト競争力も十分にあるとみている。ただし、弱点としては翻訳需要の中心である国際企業は東京に集中していて福岡の地場企業では需要にかけること、そして我々の運営について非常にハンディになるのが公証役場のサービスの劣勢である。

日本の企業が海外に支店、営業所を開設する場合会社の登記簿謄本及びその翻訳定款とその翻訳が必要になる。このとき、翻訳には公証役場での公証、法務局による公証人の押印確認、外務省の公印確認またはアポスティーユが必要になる。東京、神奈川などの公証役場ではこれらすべての処理が「ワンストップサービス」として公証役場ですべて一発で処理できるのに対して、それ以外の地方の公証役場ではそれができない。公証役場で公証してもらった登記簿の翻訳などの書類は地方の法務局に持参して押印確認をもらい、さらにそれを外務省に持ち込むか郵送して外務省の公印確認またはアポスティーユを取得しなければならない。

公証人は国家公務員であり、法律により業務を独占している。日本全国に適用される法律により競争を排除している以上、地域によってサービスに差別を課すのは不当だと思うのだが、現実的に東京地域だけできるサービスを提供しているので、このビジネス機会(登記簿の翻訳の公証)は地方で営業する翻訳のサムライからは一時ほぼ全面的に失われることとなった。登記簿の翻訳又は定款の翻訳の一連の公証手続きについて、東京であれば公証役場1か所で済む手続きのところ、地方で公証役場→法務局→外務省の3段階を踏まされていては、スピードの上で翻訳した登記簿の公証手続きについては東京の翻訳会社と同じ土俵に全く立てない。

そこで、翻訳のサムライ東京翻訳会社との競合上、東京事務所を開設(再開)して会社登記簿、定款の公証は東京の公証役場で行うことにした。ビザ申請用翻訳書類に必要なカナダ領事部での公証も、ゆくゆくは東京のカナダ大使館で行うことも視野に入れている。東京事務所の開設により会社登記簿翻訳、定款の翻訳サービスと公証取得のビジネスの巻き返しを図りたい。

なお、登記簿謄本はコンピュータ化されたのち書類上は履歴事項全部証明書と呼ばれ、記載される内容により現在事項全部証明書、閉鎖事項全部証明書、各一部事項証明などがある。

永江俊一

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翻訳会社のディレクトリ

翻訳会社と翻訳者、通訳者のディレクトリ

数日前に営業用のウェブサイトの検索エンジン対策の話題がありましたが、今日はその続編。
先日述べたように、検索エンジンに好印象を与えるには2つしかすることはありません。そのうちのひとつのインターネットの中での人気度を上げる一つの重要な尺度は、インリンクの質と量が重要な尺度になります。

そこで、翻訳会社あるいは翻訳者のウェブサイトは、翻訳の話題に関するサイトで、しかも良質なサイトからインリンクが生まれれば自らのウェブサイトの好感度がアップすることになります。さてここで、翻訳の話題に関するサイトというのは誰にも一目瞭然ですが、「良質なサイト」というのは多少抽象的であり、具体的な意味となると主観が入らざるを得ません。オーソリタティブな規準としてはグーグルのページランクを用いるとよいのではないでしょうか。

ここでハードルとなるのは、一般的にはインリンクは自分では作り出せない、という事実です。インリンクは他のサイトオーナーから有用な情報であると認められて初めて得られるものです。だからこそ、インリンクが人気度のひとつの大きな尺度として利用されている所以でもあるわけです。

さて、一般的にはインリンクは自分では作り出せないのですが、しかしあらゆる物事同様、もちろん例外もあります。

そこで、翻訳関係のサイトであって、良質なサイトから(グーグルのページランクが高い)インリンクがとれるウェブページがあれば、そこに掲載申込をすることが得策です。そういうサイトはいくつかあります。お勧めしたいのが翻訳のサムライで運営している下記のサイトです(翻訳ディレクトリ)。下記のサイトは翻訳会社、翻訳者に限定したディレクトリで、しかもレンタルプログラムではないので、URLのルートディレクトリにただひとつのユニークアドレスを持つサイト登録ディレクトリであり、そのためページランクも4と比較的高く、かなり優良、良質なサイトといえます。

http://www.honyakukaisha.com/

翻訳会社、翻訳者いずれのウェブサイトも掲載することができますので、上記サイトにアクセスして「サイトを追加」からサイト登録してください。申請したウェブサイトに審査ののち問題がなければ希望のカテゴリに掲載されます。

永江俊一




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翻訳のサムライとLast Samurai

翻訳のサムライとラストサムライ

私たちの翻訳サービスは、「翻訳のサムライ」というトレードネームである。現在は翻訳のサムライ株式会社という株式会社組織となっているが、始めた当初はマイヤージャパン有限会社の翻訳部門ということで開始した。現在も翻訳業務の一部(証明書翻訳など)はマイヤージャパン有限会社で引き続き行っている。

社名の翻訳のサムライは、外国の方に覚えやすい名前ということで考慮したのだが(英語名はSamurai Translatorsです)、翻訳業務を拡大させ、トレードネームを必要としていたときトムクルーズの「ラストサムライ」が上映されており、この題名のイメージが翻訳のサムライの商号決定のひとつの要因となった。ただし、サムライという言葉自体はこの映画の創作によるものではないので、ワーナーブラザーズの権利はもちろん侵害していない。商品内容、サービスも全く競合していませんので。

トムクルーズ演じるネイサン・オールグレンもカッコよかったのですが、渡辺謙演じる勝本がまたカッコよかった。日本の明治維新の時代設定ということを除いて、登場人物、できごとなどすべてフィクションですが、勝本の設定が西郷隆盛をベースに脚色されたことはかなり明らか。勝本は自害するとき「Perfect. They are all perfect.」といいながらいきたえますが、西郷隆盛は政府軍との戦役で敗れ自害したとき「これでよか」(This is how every thing is meant to be.)といったと言われています。

明治維新の時、九州にはかなり多くの武士が中央政府に反発し、神風連の乱、秋月の乱、西南戦争などを起こした。西郷隆盛は薩摩藩の藩士をまとめ倒幕、明治維新の立役者のひとりとなり、一時は新政府の幹部となった。その実績もあり、その後維新の中央政府の政策に不満を持つ武士たちが彼に求心力を求め、西南戦争で反乱軍の首領と目されたサムライである。

さて、この映画の題名はLast Samurai(最後のサムライ)で、トムクルーズが主演なのですが、トムクルーズがラストサムライなのでしょうか、それともラストサムライは勝本なのでしょうか?多分、勝本あるいは実在の人物でいえば西郷隆盛。西郷隆盛は九州男児のヒーローなので、福岡をベースに翻訳の技を磨く会社名として、名誉を重んじる「ラストサムライ」のイメージをいただきました。名に恥じぬよう、頑張ります。

永江俊一

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翻訳者と翻訳者資格

翻訳者と翻訳者資格

私の会社では公文書の翻訳をたくさん扱っているので、オーストラリアの永住権を申請する人たち、あるいは留学する人たちから戸籍謄本翻訳の問い合わせがよくある。ブログからもある。よくある問い合わせの中に、NAATIの資格を持つ翻訳者ですか?という質問がある。

NAATIというのは、NAATIの目的にもはっきりと書かれているように、オーストラリア国内で翻訳、通訳をするプロフェッショナルにアクレデーションを与えるものなので、日本法の法管轄権内である日本国内で翻訳をする翻訳者には何の効果も及ぼさないし、オーストラリアの移民局の日本向けホームページでも日本でオーストラリア移民局に申請するビザ関連書類に添える英語の翻訳をNAATI保有翻訳者がしなければならないという要件は一切要求していない、というのが事実である。

ところが一部この事実と異なる情報、または意図的にこのような誤解を招くようなミスリーディングな情報を流しているサイトがあるので、迷惑なことなのだが、まわりまわって何の罪もない弊社にこのようなサイトを見た人からこのような質問が多く寄せられる。翻訳者の資格にはNAATI以外にもアメリカ、イギリス、カナダなど主要な国はどこにもATA、ITI、CTTICなどがあるのだがこれらについて質問をされることはないので、NAATIだけにこの質問が集中するのは明らかにこの不適切な情報が原因らしい。不要な時間がとられてしまい、困るのだが、ネットの世界はあらゆる情報が飛び交うのが宿命なので、対処するしかない。
このような質問をしてくる人はすでに先入観を持っているためか、過去の経験から上記のような説明をして説得しようとしても効果が薄いことが多いので、「いえ、NAATIは適用しておりません。」と答え他の翻訳会社を探すようにお願いしている。

ところで、NAATIの翻訳の資格は言語の方向別であり、すなわち、日→英の資格と英→日の資格は全くの別物であり、日本語の戸籍謄本を英訳するのにNAATIの資格が必要だとすれば日→英のNAATI資格でないと意味がないのであるが、このような質問をしてくる人はこのような肝心なことは知らされてないことが多い。翻訳の世界(特に欧米)では、翻訳はネーティブの方向にのみ翻訳すべきである、という考えが強く、最近永住権申請に有利などの理由からNAATI留学などもあり日本でも全体的な資格保有者は増えているとはいえ、日本国内在住のNAATI保有者は英→日が主流であり、日→英のNAATIを持っている人に限って言えばかなり限定的である。

日本語の公文書の英訳といえば、アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリス、香港などが多いのだが、これらの国はいずれも国家資格に準ずる翻訳者資格がある。公文書の翻訳に翻訳証明書というものを適法に発行できるのは各国の翻訳者協会の認定資格(ATA、ITI、CTTIC、他)に合格した認定翻訳者である必要がある。ところが、日本には翻訳に資格、あるいは認定の制度がないので、翻訳に対してこれらの諸国が期待する基準と整合性がなく困るのである。

また、翻訳者は翻訳者として商品になるものを書けるようになるまでかなりのトレーニングを要するのであるが、このような認定制度があれば商品になるものを書けるようになるまでのトレーニング期間をインターンとして十分な経験を積むことも容易になるように思われる。

日本の当局には翻訳に免許、その他認定の制度が必要だと考えているふしはない。翻訳の正確性、客観性をあまり重視していないようだ。英語から日本語への翻訳の場合であるが、日本に提出する日本語以外の公文書は日本語の翻訳が必要な場合には翻訳を自分でしてもよい、という変な状況である。翻訳者に国家の認定する資格がない以上誰が翻訳をしてもかまわず、すなわち自分でしてもいい、という論理である。書類を提出する人にはフレキシブルで好ましい決まりかもしれないが、翻訳内容に客観性が失われることは明白である。

もし、翻訳者の認定の制度が進むとすると、日本翻訳者協会、あるいは日本翻訳連盟などいずれかの職業協会が主導して認定試験、認定基準などを策定、実施し、管轄官庁がその認定に国としてお墨付きを与えるという形になるのが理想的だと思えるが、実現するとしてもはるかかなた先のことだろう。また、導入の仕方によっては、例えば官僚主導の制度が導入されて、一般教養試験とか翻訳業務と何の関係もない試験科目が重視されるとか、元外務省OBは試験免除で認定することにより公務員の退官後の職業ランディング先に利用されるとか、そんなことになっては自由を愛する翻訳者には住み心地が悪くなる。

公文書の翻訳がスムーズにできるような環境がより整備されるよう願いたい。

永江俊一



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村上春樹の1Q84

村上春樹の1Q84を読みました。
感想は「おもしろかった」です。
この先がすごーく気になるのですが、Book 3 はあるのかな??
まだ読んでない方はぜひ

彼は翻訳者でもあり、作家であり、エッセイストであり、本当に才能にあふれた人だと思います。
いつか本当にお会いしたい
京都出身というところにもとても引かれます。
小説を読んでる限り、すっごく東京人風ですが。

私たちは契約書の翻訳証明書翻訳、マニュアル翻訳といった産業翻訳
の世界に身を置いていますが、文芸翻訳は翻訳会の花形。

かぎられた人たちしか入れない世界のようですが、自分で小説書いて有名になってから
翻訳してるのかしらん?それとも翻訳が先で小説が後??
今度は英語版ノルウェーの森でも読もうっと。

翻訳会社と小さな王子

翻訳者と小さな王子

「翻訳者」というと大体の人がイメージするのは文芸翻訳だが、実際のところは翻訳者の多くは産業翻訳者である。文芸翻訳をやるのは一部の人を除いて小説家のサイドジョブ。古くは森鴎外、近くは村上春樹など、著名な小説家は多くの場合翻訳家でもある。すぐれた原作の文芸翻訳をやれば名前も売れるし、花形だが、この分野はすでに名のある小説家などのエリアで、マイナーな原作の翻訳は報酬が不安定という面がある。一方確実な需要があるのは産業翻訳である。

文芸翻訳と産業翻訳はずいぶんと違う。
サンテ・グジュペリの「The Little Prince」(ただしこれは英訳で原作はフランス語です)は、産業翻訳者である僕なら「小さな王子」としか訳しようがないのだが、文芸翻訳者が訳すと(内藤訳)「星の王子様」となる。産業翻訳では原文の意味を正確にローカルの言語に置き換えることが主要な目的になるので、直訳が基本になる。産業翻訳では「作文」は禁じ手である。一方、文芸翻訳は文章を楽しむことが主眼なので、翻訳者には用語の選択の自由がかなりある。この本は、「小さな王子」よりもやはり「星の王子様」でなければならないだろう(2005年に版権が切れたのち内藤訳以外の訳本がたくさん出て、星の王子様以外の訳もあります)。

So the little prince, in spite of all the good will that was inseparable from his love, had soon come to doubt her. He had taken seriously words which were without importance, and it made him very unhappy.

"I ought not to have listened to her," he confided to me one day. "One never ought to listen to the flowers. One should simply look at them and breathe their fragrance. Mine perfumed all my planet. But I did not know how to take pleasure in all her grace. This tale of claws, which disturbed me so much, should only have filled my heart with tenderness and pity."

And he continued his confidences:

"The fact is that I did not know how to understand anything! I ought to have judged by deeds and not by words. She cast her fragrance and her radiance over me. I ought never to have run away from her . . . I ought to have guessed all the affection that lay behind her poor little strategems. Flowers are so inconsistent! But I was too young to know how to love her . . ."

というわけで、星の王子様は自分の住んでいた星にいたきれいな、自尊心の高くかよわい花(バラの花だったようです)と、わずかな不一致から、花に別れを告げて星をでてしまいます。その後星の王子様は地球にやって来るわけですが、やがて自分がバラを放擲して、ひとり星に残して来たことを激しく後悔することになります。

物語の最後には、星の王子様はバラの元に戻るためにヘビの毒牙にかかることを自ら選ぶというスーサイダルな展開なのですが、こうして星の王子様が死んでしまったあと、望み通りバラの元に帰れたのかどうかは、不明のままにミステリアスに終わっています。夜空を見上げて満天の星がきれいなのは、そのたくさんの星の中のひとつの星に自分の愛しているバラがどこかにいるからなのだそうです。
作者のサンテグジュペリ自身もこの星の王子様を著作した後ほどなくして飛行中に行方不明になり姿を消しています。

サンテグジュペリの星の王子様はいくつか重要なメッセージを示唆していますが、全編を通して連なるテーマがこのバラであることは明らかです。星の王子様のメッセージは多くの共感を呼び、今日まで8000万部も出版され、世界中の言葉に翻訳されていますが、彼のメッセージは物語の中でバラにたとえたただ一人の人に向けられていたような気がします。このただ一人のひとがサンテグジュペリの本を読み、それが自分へのメッセージであることを知りえたのか、あるいはすでにこの世にはいない人であったのかは、知る由もありません。

永江俊一

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戸籍謄本の翻訳

戸籍謄本の翻訳

人生には色々な心配事があり、やるべき仕事があり、忘れてはいけない会議の時間があり、守らなければならない納期があり、買物に行かなければならない用事があり、なかなか大変である。1日30時間くらいあったらいいのに、といつも思う。人生は忙しい。

当翻訳会社では不動産、契約書、会計文書、衣料品、金融商品他製品情報など、企業からのビジネス文書を日本語から英語に(中には英語から日本語に)翻訳する業務が中心であるが、戸籍謄本他の公文書を日本語から英語に翻訳することも多い。

戸籍謄本は人生が詰まっていて興味深い。人生の物語をこれだけ短い内容で淡々と叙述している物語は他にないだろう。xx年xx月xx日どこどこで出生。xx年xx月xx日誰々と結婚、xx年xx月xx日どこどこで子供を出生、xx年xx月xx日死亡。他の記述も入ることもあるが、基本的にはこれだけである。たったこれだけの記述で総括されている戸籍謄本に記載された人生のひとつひとつが単調であったかというと決してそうではない。若い時に夢を抱き、ついには年老いた人生のひとつひとつはかなり忙しい人生だったに違いない。

とはいえその一方で深く響いてくるのは、残酷なまでの人生の単純さである。戸籍謄本を読んでいると、人生において本質以外の些細な出来事には心を砕くべからず、という気持ちになります。

永江俊一



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翻訳会社とウェブページ

翻訳会社のブログ

昨日のブログ記事でオーディエンスは「クローラ」と書きましたが、そこらへんをもう少し詳しくお話します。

翻訳会社にとってはウェブページは非常に大切なわけで、多くの会社が何とか人気のあるサイトにしようと工夫、努力をしています。ウェブページはたいていの人がヤフー、グーグルまたはMSN(あるいはビング)の3大検索エンジンで検索して探してやってくるわけで、ウェブページの整備はいかにこれら検索エンジンから検索されるサイトにするか、各種の検索キーワードで各社検索エンジンの検索結果(search results)の上位に掲載されるサイトを作るかということに集約されてきます。

検索エンジンのサーチリザルトに良好な結果をもたらす一連の工夫をSEO(search engine optimization)というわけですが、具体的に言うとこれにはやることは2つしかありません。つまりサイトのコンテンツを充実させることがひとつ、より多くの人に見てもらうことが1つです。

サイトのコンテンツの充実は、各社とも何がコンテンツの充実になるかを研究しているところで、私もひとつの考え方がありますが、それはまた後日に述べたいと思います。

もうひとつのより多くの人に見てもらうサイト、すなわち人気度の高いサイトという点では、その尺度として他の外部サイトからいかに量、質ともに充実したリンクを得ているか、という点に集約されます。

数年前まではSEOということがあまりされておらず、比較的容易にサーチリザルトを一番にすることができる頃がありました。翻訳のサムライのサイトも昔は「翻訳会社」でグーグル、ヤフーとも1番上に掲載されたころもありましたが、それは「古き良き時代」のことで、現在はそのころ以上に努力をしても1ページ目に残ることさえ難しい状況となっています。

現在このように「しろうとの努力」で検索エンジンに良好な結果を出すことが苦しくなってきたひとつの大きな原因は、おそらくサイトへのリンクを提供(販売)するSEO会社の台頭です。これら人為的にインリンクを増やすSEO会社が増えると、これらSEO会社からインリンクを買えない(買わない)企業は残念ながら潜在的な顧客の目に触れなくなってきます。
(なお、インリンクを買うことは検索エンジン会社はしてはならないこと、としていますので一応申し添えておきます)

そこで、注目されるのがブログです。ブログから自分の営業サイトにリンクをすることにより、SEO会社からリンクを買うことなく、正当なインリンクを作り出すことができます。そのリンクをクローラに見てもらう、というのがブログに求める最も大きな役割です。

永江俊一

翻訳会社とブログ

翻訳会社とブログ

「翻訳会社ブログ」と検索すると、たくさんの翻訳会社の「社長のブログ」というのがでてくる。
翻訳会社というのは規模が小さい会社が多いので、営業のためにまめにブログを書いている人が多い。
たいていは、日記みたいな。今日はなにをした、とか、何を食べにいったとか、当人以外には何の関心もそそらないようなことが書いてあることが多い。

翻訳会社の社長のブログを書いている人が見たら、批判していると思われてはいけないので、記しておきますが、もちろん他の方が時間を割いて書いたものに「けち」をつけるような「けち」な気持は全くありません。

「社長のブログ」というのは、その動機はほとんどが営業を目的にしているものだと思う。「かかなきゃ」というのが先にありきで、かといって社会人は皆忙しいのでそれでは、さっと「日記でも」、という感じで。上手なまわし方だと思います。

ブログを書く人にはいろいろな目的があり、その目的によってどのような書き方になるのかが変わってくるのだと思う。
1.一番まじめなアプローチは、多分、純粋にブログを読む「読者」に対してメッセージを発信すること。
2.開発者の意図からすれば外れているかもしれないけれども、ブログの読者を「クローラ」と想定して発信すること。
3.自分の身近な人へのメッセージとして発信すること。

このブログは「翻訳ブログ」と題して会社のスタッフが(なるべく翻訳に関連する話題で)自由な題材で書けるようにしました。
そして一番重視しているオーディエンスは上記2.のクローラです。

それで、万一このブログをたまたま「読者」の方が見ることがあったら、ごめんなさい。多分何の関心もそそらないようなことも書いてあります。
それでもいろいろ書いているうちにたまたま読んだ人が「ふーん」と思ってくれるキラリとしたものが書けたり、私の息子とか知人が10年後くらいにたまたま僕が書いたものを見つけて「ふーんこの人こんなこと考えてたんだ」とか再発見してくれたりする記録が残ったりすると、棚からぼたもち的にうれしいなと思ってます。

永江俊一





YMSよくある質問

イギリスワーキングホリデーの通帳(資金証明)の翻訳でよくある質問ですが、ここでまとめてお答えします。
みんな、これを読んでから電話してね!
12月中旬から現在(1月9日)、電話がなりっぱなしで十分にお答できなかったかもしれません、ごめんなさいね!
あまりに電話がひっきりなしで、通じなかった方、すいません。メールでしたら、順次、お答しています。
この場をかりてお詫び申し上げます。

よくある質問①
通帳はどのページを送ればいいのですか?

通帳の表紙の裏(見開き)のページが一番必要です。
YMSに必要とされている翻訳部分は、以下が明記されていること。

・申請者の氏名
・口座番号
・金融機関の名前、ロゴ

実際の金額のページは、通帳そのものをビザセンターへ持参する際に確認されますので、
明細部分は翻訳の必要はありません。(注:ワーキングホリデーの場合のみ。留学・配偶者ビザの場合は除く)


よくある質問②

わたしの口座は通帳がありません。どうすればいいですか?

→取引銀行にいって、正式な口座の証明となる書類を入手してください。それを翻訳します。

オンライン口座で取得した銀行明細を提出希望の場合は、上記の詳細が明記されており、さらに、取引銀行から確かにその明細が真正なものであるという証明を金融機関のレターヘッドが印刷された文書でもらう必要があります。あるいは、オンライン明細に銀行印の押印があれば受付可能です。すべてのページに銀行印が押印されている必要があります。

よくある質問③

口座の残高のページは必要ですか?

去年(2009年)は必要でしたが、2010年からは不要です。
通帳の場合は、見開き(表紙の裏)部分で十分です。

よくある質問④

見開きの口座の説明の部分の翻訳は必要ないのですか?

口座についての説明、銀行のサービスについての文章は翻訳の必要はありません。
口座がどこから発行され、だれの持ち物であるか、という部分が明記されていれば大丈夫です。

その他ご質問がある場合は、翻訳のサムライまでメールいただければ回答いたします。

メール info@translators.jp

イギリスは愛すべき美しい国です。私も大好き! なんといっても今は円高でこれほどのチャンスはありません。
コベントガーデンで買い物したり、夜はミュージカルを見に行ったり、ロンドンは最高におもしろい町!もちろん、英国の魅力はロンドンだけではありません。田舎風景は永遠に続く緑の芝生にみとれ、ほのぼの。30歳までに若者よ、このチャンスに行くしかないでしょ
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